2018年5月、個人手配でトルコ(5泊6日)を旅してきました。今回は4日目「カッパドキア観光編」です。
朝4時から始まった熱気球ツアーを終えた後、ベルトラで予約していた日本語ガイドさんと送迎車付きのプライベートツアーでカッパドキアの観光名所を巡りました。
コースはきのこ岩や野外博物館、ウチヒサルを巡るいわゆる「レッドツアー」に近いもので、現地の日本語ガイドさん、運転手さんのおかげで充実した1日を過ごすことができました!
というわけで、撮りためた写真とともにカッパドキア観光の様子を書いていきます。
カッパドキア観光、プライベートツアーの予約を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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ベルトラで事前にツアー予約
同日朝の気球ツアーをベルトラで予約したので、プライベートツアーもベルトラで予約することにしました。
日本語ガイド付きのプライベートツアーはそれほど多くないので、見本のコースがレッドツアーに近いこちら「世界遺産カッパドキア 1日プライベートツアー【日本語ガイド】」を予約しました。
※現在は内容が変わっているかもしれません。
口コミを見ると、最初に行きたい場所を伝えるとそれを考慮したコースにしたり、当日の依頼でも多少のコース変更は対応してくれるみたいです。
今回は「気球ツアーも合わせて予約してるから、朝なにかあったときはよろしくお願いします!」とだけ伝えツアー内容について要望は出しませんでした。
ホテルのレストランで朝食
気球ツアーからホテルに帰ったらすぐに朝食。
パパっと済ませ、身支度を整えるとあっという間に9時に。
フロントに行くとガイドのチェさんがもう来ていました。
ガイドさんはショートカットの綺麗な女性で日本語もペラペラ。簡単な自己紹介をしてもらいすぐに出発!
ギョレメ野外博物館
まず最初にやってきたのは、世界遺産に登録されているギョレメ野外博物館(Goreme Open Air Museum)
キリスト教が迫害されていた時代に、信者たちが岩の中に作った教会や修道院が数多く公開されている場所です。
ガイドさんいわくここは人気スポットだから朝一番に観光するのがいいんだって!
確かに団体客(ほとんど中国系の方々)が多い。
入場した後、ガイドさんから一通り公園について説明を受けました。
見どころなど教えてもらいましたがここからは自由行動という感じで、ガイドさんと一緒に回りながら説明を聞けるツアーじゃなかったのが少し残念。
逆に言うと自由に散策したいタイプにはぴったりのツアーですね。
個人的には一緒に巡れたらよかったんだけど安いツアーだからしょうがない!
右手は谷、左手は岩山。いたるところに教会の跡が。
岩山に近づいてみると壁の模様やアーチがよく見え、岩の中が2階建ての美しい建造物になっていたことがわかります。美しい。
谷底からリンゴの教会、バルバラ教会、ヘビの教会、暗闇の教会、サンダルの教会など順番にみていきます。
いくつかの教会の中には「カッパドキア様式」と呼ばれる美しいフレスコ画が残っていましたが、保存のために撮影は禁止でした。
途中、こんな狭い場所や階段を何度も上り下りするので動きやすい格好がおすすめ!
イスタンブールのアヤソフィアを見たときにも思いましたが、イスラム教とキリスト教の歴史が入り乱れる様子がはっきりと残っていて興味深い場所でした。
1時間ほど観光し次の場所へ移動!
日差しが強い!サングラス必須!!
パシャバー国立公園
カッパドキアといえばきのこ岩!
やってきましたパシャバー国立公園(Pasabag National Park)
別名は「妖精の煙突」観光客がぐぐっと増えましたね~。ここでも最初にガイドさんに簡単な説明をしてもらい、1時間ほど自由散策。
きのこ岩の奥の丘上に人がいるのが見えますか?
ガイドさんに確認すると登っていい場所とのことだったので早速チャレンジ!
丘に登る途中、振り返ってみると案外高いことに気が付いて少し怖くなる(笑)
それにしても自然が作り上げたとは思えないこの奇岩たち…不思議な光景です。
丘の上に到着!みんな崖ギリギリのところ歩いててすごい。
結構ななめになっているし岩肌は砂っぽくてズルズルすべるし普通に怖かったです。
でもその分、景色は綺麗!
丘の奥に目をやれば山肌からきのこ岩の原型がちょこちょこと生えているではないか(厳密には削り出されている)
これがきのこ岩の赤ちゃん。また長い年月をかけて下のきのこ岩の形になっていくんだって!
いま歩いているこの場所も何百年か後にはきのこ岩に変わっているかもしれないんだね~。
丘の上をぐるっと一周して戻ってきました。
今度はキノコ岩を下から観察!
太いものや連なったもの、今にも崩れそうなものまでそれぞれ面白い形。
引きで見ると地層がくっきり見えてこれはこれで面白い!
きのこの傘の部分いまにも滑り落ちそうに見える。中間の白い砂岩部分が削れやすいみたいだけどどんな成分なんでしょう。
岩の中へ入る きのこ岩が見えた
さらに散策しているとこんなスポットを発見!洞穴から大きなきのこ岩と大地・青空が見えます。
あとから知ったのですがどうやら有名な記念撮影スポットだったみたい。もっとたくさん写真を撮ればよかった。
デヴレントの谷(ラクダ岩)
次にやってきたのはデヴレントの谷(Devrent)
様々な生き物に似ている奇岩が有名な観光スポットで、ラクダ岩でよく知られている場所です。確かにふたこぶラクダに見える。
ちなみに近年、岩に上ってしまう観光客が増え柵ができてしまったんだとか。
こちらは海面をジャンプしているイルカの群れ。
特に右端の岩はイルカにしか見えない!
しめじに似ている岩。
右手のぐちゃっとしたところ…まさにしめじ!
左奥に小さく映っているのがキスをしている真っ最中のカップルに見えるんだって!
そしてこれがガイドさんに「う~ん、つまんないね!」と言われた棒立ちの記念写真。
完全にデジャヴ。スリランカのシーギリヤロックで撮った記念写真でもこの棒立ちっぷり。
我々は岩の前で硬直してしまう呪いにかかっているのかもしれない。
滞在時間はさっくり15分ほどでした。
出店のような簡単なお土産屋さんもありましたよ!
さて一気に3箇所めぐったところで少し移動してランチです。
陶器の町アヴァノス
陶器が有名なアヴァノスという町にやってきました。ここはガイドさんの出身地!
ちなみに篠原千絵先生の漫画「天は赤い河のほとり」にでてくる赤い河クズルウルマックが流れている町でもあります。
洞窟ホテルで人気になったギョレメが宿泊地として流行る前は、このアヴァノスがカッパドキア観光の人気宿泊地だったそうです。
どっちに何があるのかよくわからないけど可愛い風見鶏。
Tafana Steak Houseでランチ
さて肝心の昼食はガイドさんの選んだレストラン「Tafana Steak House」でいただきました。
お店はこじんまりとしていて可愛らしい雰囲気。メイン料理1つ選ぶと配膳されるスタイル。
可愛い!と思っていたらあっという間に片付けられてしまい最後まで出番がなかった謎の皿。でも可愛い。
野菜は青臭かったのであまり食べれず(日本の野菜って癖が無くて美味しいと改めて実感…)
前菜のパンをぱくぱくつまんでいるとメインがやってきました!
アダナケバブです。スパイスのきいたひき肉の串焼き。
よくあるケバブかな?と思っていたら予想外の形状でびっくり!
こちらはド定番のキョフテ。ミニハンバーグみたいな見た目です。
どちらも美味しかったけどパンが多い(笑)
余談ですが、このフルーツティーにすっかりハマりました。帰りの空港でお土産(自分用)に数本買ったくらい!
水分もたっぷり補給したところで、どんどん観光していきましょー!
オズコナック地下都市(Özkonak Underground City)
次にやってきたのは地下都市。イスラム教に包囲されたキリスト教徒たちが隠れて暮らしていた場所です。
カッパドキアには地下都市がたくさんありますが観光できるのはデリンクユ、カイマクリ、オズコナックの3箇所だけ。
今回ツアーで案内されたのは比較的小規模なオズコナック地下都市(Özkonak Underground City)でした。
ガイドさん曰くほか2つの地下都市は人気が高く混雑しているから、比較的空いているオズコナックをおすすめしているとのことでした。
確かに1組とすれ違っただけでスムーズに観光できました。
地下都市は広く迷ってしまうため観光できるスペースは限られていて順路通りに進みます。
ひとひとりがようやく通れるような洞穴を数か所通るので、カバンは傷ついても困らないもの持っていくのがおすすめ。
これは侵入者を足止めさせるストッパーになる丸い岩。
内側から転がして穴をふさぐと外からはどうしようもないってわけ!
こんなのインディージョーンズの映画の世界じゃんね!
地下なのにワインを作るスペースや台所もあって、本当に人が生活していたんだと思うと不思議な気持ちになりました。
一本道を往復するだけですが、地下都市の主要な見所は抑えているので小規模でもまぁ満足。ここはガイドさんの説明を聞きながら巡れたでより楽しむことができました。
ただ地下都市の巨大さを楽しみたいなら、やはり人気の2箇所の方がいいのかも…という感じです。
ギョレメの谷
正確な名前がわからないのですがローズバレーとギョレメの町が見える谷にいきました。
白が多い土地にカラフルなお土産、木にバルーンやお守りが飾られていてとても綺麗。
いい天気。最高のロケーション!
ギョレメの町の奥には薄ピンクのローズバレーが見えます。
白い雲が流れてゆく様子をぼーっと眺めながらゆったりとした時間を過ごすしました。ただしとっても眩しいからサングラスは必須(何度でも言うよ!)
トルコ宝石店・トルコ絨毯工房
団体ツアーとかでよく連れていかれるとこですね。予定表にも乗っていたしこれはもうしょうがないやーつ。
ガイドさんの「買わなくてもいいから、文化を知ると思って見学だけ」という言葉を信じていってみるました。
ベルトラの口コミには「行きたくない」と強く言えば断ることができるとありました。
日本語が上手なセールスマンがちゃっちゃか説明してくれます。
これは繭のを解いていくところ。中の蛹が出てくるかと身構えたけど、パッと紹介するだけなので蛹は見えませんでした。
トルコ絨毯を織る様子を見学しましたが、めちゃくちゃ手間かかっていてびっくり。そりゃ高くなるわ…。
途中セールスマンに「若いのに日本から個人旅行なんてお金持ちだよ~(超訳)」みたいなことを言われました(ふふふ、誰も当選旅行だとは思うまい)
ごめんなさいね、金持ちじゃないからさすがに絨毯に20万も払えないし宝石もいらないの…。
ってことでやんわりと出口に向かい脱出しましたとさ。見学させてくださりありがとうの気持ち!
ピジョンバレー
プライベートツアーもラストスパート!
鳩の谷(ピジョンバレー)と呼ばれる場所に来ました。
日本でもよく見る鳩がたくさん!餌やりをしている子供もいて急に日本の公園感が(笑)
バサバサっと一斉に谷に飛び立つ鳩たち。旋回してしばらくしたら戻ってきて餌を食べる。
映画「天空の城ラピュタ」でパズーがラッパを吹くシーンのようで感動!
鳩たちが旋回する谷の奥にはウチヒサル城と城下町。いよいよ最後のスポットへ!
ウチヒサル
車から降りて、お土産屋さんが並ぶ坂道を登ると…
ウチヒサルが見えました。巨大な岩山をくり抜いて作られた城塞です。
思ったよりも穴だらけ!
城塞は崩れている箇所も多く、昔部屋だった部分が一部丸見えになっています。
よく見ると補強されている箇所も。
お金を払えば城の中に入れるけど、入ってもあまり…って話だったのと、早朝から活動した疲れが出始めていたので周囲を見て回るだけにしました。
今思うと記念に入場すればよかったな…と少し後悔。
外周半分くらいをそのまま歩いて見て回ることができました。
ウチヒサルの下側に移動。人気の撮影スポットらしく観光客がたくさん写真を撮っています。
おお〜近くから見るより下から見た方がお城が迫力が増している。このままポストカードにできそうな風景!
ウチヒサルの説明もたくさん聞いたはずなんですけど疲れで覚えていません!ごめんなさい!
最後にガイドさんと記念写真パシャり!
ウチヒサル城からミスラケーブホテルまで車で送ってもらいツアー終了。
はあ楽しかったけど疲れた!
ちなみにホテルに到着、シャワーを浴びたあとの記憶がありません。爆睡でした!
次はこちら:ギョレメ市内を半日観光、ネブシェヒル空港から国内乗り継ぎで帰国【トルコ旅行記・5日目】
4日目のスケジュール
- 3時30分起床
- 4時00分気球ツアー出発
- 8時00分ホテル着
- 9時00分カッパドキア観光ツアー開始
- 18時00分ツアー終了ホテルに帰還
- 19時00分まさかの爆睡
観光コースマップ カッパドキア
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今回は「コンシェル旅」が魅力の旅行会社、旅工房のツイッターキャンペーンのおかげで念願のトルコに行くことができました。ありがとうございます!
詳細記事:Twitterキャンペーンで「海外航空券」が当たった!初めての大物当選
ということで勝手にPRしておきます!
トルコ旅行を検討中だけど個人手配より旅のプロに相談して決めたい!というの方には旅工房「コンシェル旅」がおすすめです。ぜひホームページをチェックしてみてください。
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