最近、“最恐筋肉爺さんと泥棒の戦い”こと『ドント・ブリーズ』など、ホラー・アクション系の映画を観れるようになった、おしゃキミです。
ようやくホラー耐性がついてきたので、前々から気になっていたホラー映画(洋画)を観ることに!
そう、『エスター』
原題は『orphan』、日本語にすると『孤児』です。
実はこの映画、Amazonプライムビデオのオススメ欄でよく見かけていたんですけど、いかんせんこのパッケージの女の子が怖い…。
怖すぎて映画を見る勇気が出ないままスルーしていたのですが…!
ドンブリ(ドント・ブリーズの略)を乗り越えた私には怖いものなんてない! ってことで勢いで観てみることに。
で、エスターを観た率直な感想はというと「そういうラストか~!!!」です。
私が苦手な心霊的な怖さはなく、あくまで人間の怖さを描いた作品だったので、ハラハラドキドキ楽しむことができました。
ではさっそく感想を書いていきます。
※ストーリーに関するネタバレはありますが、極力謎を残したままになるようにしています。
映画「エスター」感想(極力ネタばれなし)
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さて注意喚起はこれくらいにして…! まずはざっくりとあらすじ。
赤ん坊を死産してしまったことで精神的に傷つき、悪夢にうなされる日々を過ごす妻ケイト。普通の生活を求め、夫のジョンと相談し養子を迎えることに。
地元の孤児院で1人の少女「エスター」と出会い、家族として迎え入れる。
しかし、一家の回りで問題が起き始め…エスターの本性に気づき始めるケイト。
夫や子供たちにエスターの愛らしい外見の裏には”何が隠されている”と警告するが、ケイトの言葉は聞き入れられないまま時間が過ぎていき…
ざっくりいうと1人の少女エスターを家族として迎えいれた一家になにかが起こるわけです。
エスターが美少女でびっくり!
パッケージ写真の少女が「エスター」なわけですけれども…この顔、めちゃくちゃ怖いじゃないですか!?
でもねこれがびっくり。映画を見始めると現れるのは…
えっ、めっちゃ美少女やん…!
なんか拍子抜けっていうか、エスターが普通の女の子でよかった…と、ホッとしてしました(最終的に、普通の女の子ではないのですが…)
見た目も美しく、どこか頭の良さを感じる少女。
ケイトとジョン夫婦が「この子を家族にしよう」と思うのも納得だよね。
で、この可愛いエスターちゃんが、じわじわと家族をどん底に突き落としていくわけでございます。ひぇ~怖い怖い!
かわいいふりしてあの子わりとやるもんだねと~♪って感じ!
バラバラにされていく家族
死産を経験し悪夢を見るレベルで傷ついているケイト。
死産してしまった子の代わりをもとめるように、夫のジョンをつれて孤児院へ向かいます。
そこで出会ってしまった…美しく聡明な少女、エスター。夫婦はすぐにエスターを家族に迎え入れることに。
個人的に、夫婦の間に子供が”ひとりもいない”からエスターを養子にとったのかと思ったんです。
でも孤児院からエスターを連れて帰ってみたら、家に二人の兄妹がいる…。
やんちゃな兄ダニエルと耳の不自由な妹マックス。
私からすると子供が2人もいて養子をとる必要があるのか!? とかなり疑問なのですがですが、これはアメリカ的感覚ってやつなの?
とりあえず末っ子マックスが超かわいい!
家族の一員となったエスターはすぐに妹のマックスと仲良くなります。が、兄のダニエルはエスターを嫌がり仲良くしようとはしませんでした。
そして死産で傷ついていた母ケイトは、エスターを家族に迎え入れたことによって悪夢を見なくなりました。
すべてがうまくいき普通の生活を取り戻せる…順調にいくかと思われた生活。
しかしケイトが求めていた「普通」は徐々に崩れていきます。
だんだんと明らかになってくるエスターの異常性。
ダニエルとマックスの目の前で、死にかけていたハトを石で殴りつけて殺したり、
エスターの服装を「古臭い」となじった同級生の女の子を滑り台の上から突き落としたり…。
みんなエスターの異常性に気が付きつつあるのに、それぞれが黙っているからどんどんエスカレートしていく…
エスターはケイトやジョンにバレないギリギリのところで、残虐な行為を繰り返していきます。可愛かったエスターちゃんがどんどん正体を現していく…。
「同級生を突き落とした」と聞かされ、さすがにエスターの様子に不信感を抱いたケイト。
“エスターは普通の少女ではない”と疑い、エスターが昔過ごしていた孤児院のシスターに連絡することに。
するとシスターがわざわざ家にやってきて、ケイトに「エスターの周りでは悪いことが起きる」と警告しエスターの出生を調べることを約束して家を去ります。
やばい、これはシスターの身になにか起こるやばいやつでしょ。
悲しいかな、エスターがケイトとシスターのやり取りを盗み聞いており…
ここからエスターが本領発揮~~~~!!!
このあたりからケイトはエスターへの疑いを隠し切れなくなります。
夫のジョンにエスターを孤児院へ返そうと提案しますが聞き入れてもらえず…。
こうしてエスターを起点に家族がどんどんバラバラになっていく。
この展開、視聴者としては「もどかしい!」の一言に尽きる!
観てる側からすればエスターが悪者なのがわかりきっているのでケイトやマックスの行動、ジョンの鈍さにすごく苛立ちます(ダニエルは最初から不快感を表していたので評価している)。
簡単に言うと「1つの家族がエスターの掌の上でコロコロと転がされてひっちゃかめっちゃかにされている過程を見せられている」んですよ。もどかしさマックスでしょ!
もう…こんな悲惨な事態になる前にどうにかできただろ…ってツッコミたくなってしまう!
エスターの正体、実は〇〇だった!
家族をバラバラにすることに成功したエスター。
「この娘、どこか変だ。」ってフレーズ通り、普通の女の子じゃないんですよ。
異常です。こういうのをサイコパスっていうのかな…。
つまるところ、このやべぇ美少女エスターの正体がこの映画のどんでん返しにあたる部分になるのですが…。
これをバラしちゃったら全然面白くなくなっちゃうので!
さすがにオチのネタバレはやめておきます、気になる方はぜひ映画を見てください!
エスターの正体自体は作中のそこかしこにヒントがバラまかれているので、ホラーやサスペンスを見慣れている方なら予想はつくかな。
それにしてもエスター凶悪だったなぁ…。
エスターの生い立ちにいろいろあったとしても、やってることが最悪なのでまったく同情できません。
はぁ、エスターに騙されちまったやつも騙されたやつだけどさ…
というか、夫のジョンが最後まで鈍くて終始イライラ。奥さんであるケイトの話をもっとちゃんと聞いてあげてよ! ってなります。
ケイトももうちょっとうまくやれなかったかな~! エスターから絶対目を離さないとか! 無理か…(笑)
個人的評価&おまけ
サイコ度 | |
ホラー度 | |
グロ度 | |
緊張度 | |
オススメ度 | |
可愛い度 | (マックスが超かわいい) |
って感じですかね~。
ホラー映画とうたわれていますがサスペンス面が強いので、誰でも観れるのではないでしょうか。
ただ子供が残忍なことをするシーンがあるので、そういう残虐さが苦手な人はダメかも。
そして役者さんについてですが…本作において、圧倒的な存在感と演技を見せつけたのはエスター役のイザベル・ファーマンさん。
12歳のときにエスターを演じたんですってよ。才能が恐ろしい!
作中ではめちゃくちゃ怖かった彼女ですが、インスタグラムを覗いてみると笑顔が眩しい!
わんちゃんと一緒に写真を撮るイザベル・ファーマンさん。エスターを演じていたとは思えないわ…! ひと安心。
ちなみに、ググって初めて知ったのですが、映画ハンガーゲームにも出演していたんですね。主役ジェニファー・ローレンスの敵役だったらしい(観てるはずなのにわからない)。
確かに、こんな女の子いたかもしれない…。たぶんすぐに死んじゃったと思うけれど。というかみんな死ぬし…!
サスペンスのいいところは、犯人役の俳優さんがプライベートで楽しいそうにしているところをみると「あ、あれはフィクションだったんだ!」って思えるところですよね~!
おばけ系の怖さは、それがないから無理(笑)
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