アオハライド1巻感想「青春が動き出す!」

アオハライド1巻

「君に、また会えた。この奇跡を。」

帯にはこんな↑キャッチコピー!きっと素敵な少女漫画になること間違いなし!
前作「ストロボエッジ」を購読していたこともり、アオハライドも即購読決定!

さっそく単行本1巻のあらすじと感想をまとめていきます。

アオハライド 1巻感想&あらすじ

あやふやで手さぐりみたいな恋だった

物語は中学生の淡い初恋から始まります。

中学1年生の1学期。主人公、吉岡双葉は男子が苦手なおとなしめ女子。
周りの男子とはちょっと違う隣のクラスの”田中くん”が気になる模様。

そんな田中くんと双葉が初めて喋るきっかけになったのはドロケー。
ドロケーってところが中学生らしくていいですよね。

そんなちょっとしたことをきっかけにお互いを意識する双葉と田中くん

ちょっとすれ違えば目が合う。これってお互いが意識しているからこそですよね!
アオハライド1巻

そんな曖昧な関係のまま過ごしていた二人でしたが、ある雨の日偶然神社で鉢合わせます。
そこでのやり取りもすごくピュアで可愛らしい。

会話の中のちょっとした返事や言葉を選びを後悔したり、少しでも会話が続くように~なんて考えたり・・・。はぁ青春だね~。
アオハライド1巻
そんなこんなで順調に距離を近づける二人。季節はもう夏。

 

洸「夏祭いくの?7時 三角公園の時計のとこ」

こんな不器用な文句で夏祭りへ誘われた双葉。これは嬉しい!

ですが物語はまだ序盤!!!いうなればプロローグ!!!少女漫画はそんなに甘くないぜい!

 

夏祭り当日、三角公園で洸を待つ双葉。しかしいくら待てど双葉の前に洸が現れることはありませんでした。二学期、双葉を待ち受けていたのは”田中洸”が転校したという事実だけだったのです。

 

思い出の境内で洸のことを思い出す双葉のシーンが切ないんですよ・・・。

「田中君がすきだった、あやふやで手さぐりみたいな恋だったけど好きだったの」
このセリフから次のシーン↓

アオハライド1巻感想

双葉の淡い初恋は始まることなく終わりを迎えざるおえなかったのです・・・。
双葉さんの想いはどこへぶつけたらいいのよ・・・。

 

時は経ち、変わるもの変わらぬもの

時は経ち、吉高双葉 高校1年生!そして3学期。双葉の高校でのキャラはガサツ女子(女子からはぶられないように・・・という悲しい理由)!

そんなガサツ女子生活を送っていたある日、双葉は校内で初恋相手の”田中洸”に似ている”名乗る男子に遭遇(パンを食べているときにぶつかるというある意味少女漫画あるある笑)

 

まさかと思い彼の姿を追う双葉だったが、彼は”田中”でなく”マブチ”と呼ばれていたのです。
名前も違うし人違いか~てか私、まだ洸のこと引きずってんのか~(適当)なんて考えながら双葉が帰っていると目の前にあの”マブチ”が!

なんだ地元同じかよ!なんて後ろ姿を追っているとなんだか覚えのある景色が・・・。

ここは田中くんとの思い出の神社!
彼の後ろ姿に「田中くん?」と声をかける双葉。それに対して彼は・・・

 

「俺、馬淵だけど」

(マブチって馬淵って書くんだ・・・笑)

田中洸と馬淵洸

田中くんと馬淵。人違いかと思いきや、実は両親が離婚した関係で苗字が変わっていたらしいです。ですよね~(笑)

流れで昔の想いを告白する双葉。
「(男子はキライだった)だけど田中くんだけは違った」

 

「うん、俺もだよ」
アオハライド1巻

Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
両想いじゃん!カップル!カップル!なんて思ったのも束の間。

次の瞬間、洸の口から告げられたのは双葉にとっては残酷な一言
「もう戻れないけどね、あの頃とは違うから俺もお前も。それくらい昔の話ってこと」

こうして洸に中学生の頃の気持ちを引きずることを拒否された双葉。

それからというもの洸との接触が増えていき、事あるごとに(双葉の友人関係等)意地悪な対応をしてくる洸にいらだちを感じるようになる双葉。

双葉が好きだったピュアピュアな田中洸は、意地悪でちょっとひねくれた馬淵洸になっちゃったのかい?そんなの悲しいよ。

なんて思いつつも時たま見せる優しさを受け取っては”馬淵洸”の中に”田中洸”の面影を探さずにはいられないのでした。

そして洸には双葉の知らない影があるようで・・・。(あきらかに黒い過去がありそうワクワク)

ラストは2年生クラス替えで洸と双葉、主要な脇役が同じクラスになったところで終了!
(今回は脇役の描写は省いちゃいました)
うん、続き気になります!!どうなるんだろう

まとめと感想

さてさて、アオハライド1巻のまとめですが・・・
アオハライドを一言で表現すると「The 理想の学生恋愛」

前作ストロボエッジでもそうでしたが、学生時代に一度は憧れる恋愛が描かれていると思います。

好きになる相手が大金持ちの御曹司なわけじゃない。

アイドルとお忍びの恋愛をするわけじゃない。

ただ高校生が高校生らしく、青春を繰り広げていく。
私たちが経験する普通の高校生活、日常のちょっと先で繰り広げられているような感覚。

それが現れているのが主役の双葉。可愛いんだけどわざとガサツに振舞って女子力を低くして友達との衝突がないように努力してる。

「おとなしめでモテる女子ははぶかれやすい」これって学生特有の感覚ですよね。

そんなどこにでもいる女子高生だからこそ感情移入しやすいじゃないでしょうか。

まぁ、あとは初恋の描写が丁寧できゅんとくる!
恋愛の感情の部分が丁寧だからすごく素敵です。はぁこんな青春送りたかった・・・。

あ、あとちょっとだけ雑談「アオハライド」という名前の由来についてです。

「アオハライド」=「青春」+「ride」

青春を「せいしゅん」ではなく「アオハル」と読ませて、みんながその青春に一生懸命乗っていくというイメージ

引用元:アオハライド1巻 作者コメントより

以上、アオハライド 1巻感想 青春が動き出す!!でした。

すべての画像はアオハライド1巻より引用しています。

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