珍スポット!便器だらけの『TOTOミュージアム』が気になりすぎたので見学してきた【北九州】

TOTOミュージアム見学体験してきた感想ブログのアイキャッチ画像

どうも、おしゃキミ(@Osha_Kimi)です。今回は2015年にオープンしたばかりの最新観光スポット「TOTOミュージアム(旧:TOTO歴史資料館)」に行ってきました。

福岡北九州市にある「TOTOミュージアム」は入館無料で、大人から子供まで楽しめるおすすめの観光スポット

実際に見学してきた様子はもちろん、見学にかかる時間など事前にチェックしておきたいポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:皿倉山から見る景色が超綺麗!晴れた日に乗るケーブルカーは気分最高

見学・所要時間と入館について

デザインが面白い建物「totoミュージアム」キャプチャ引用:TOTO GLOBAL SITE

はじめにTOTOミュージアムへ見学にいく上でチェックしておきたい情報をざっとまとめておきます。

  • 入館料は無料
  • 開館10時、最終入館時間は16時30分
  • 見学にかかる所要時間は40分〜1時間半
  • ガイド付き見学をしたい場合は要申込
  • 年齢制限なし

ミュージアムの中には、TOTOの企業史や変遷にまつわるもの、日本の水まわりが発展していく過程を感じられる展示物があり面白いです。

水洗トイレの仕組みを見れる体験コーナーがあったり、大人も子供も楽しむことができる施設でしたよ!

人気観光スポット「TOTOミュージアム」を見学してみた!

totoミュージアム駐車場の様子

TOTOミュージアムは北九州市「小倉駅」から車で10分ほどの場所にあり、気軽に立ち寄ることができる観光スポットとして人気なんです!

私は直前に北九州の観光スポット「皿倉山」に立ち寄っていたので、そこからレンタカーを15分ほど走らせました。

ミュージアムに隣接している無料駐車場は、土曜日にもかかわらず混雑なくすぐに車を止められました、よかった~。

totoミュージアムに見学に行ってきたブログ

車を降りると正面向かって右側に見た目のインパクトがすごい建物が現れた!

なんとなく「うずまきう○こ」を連想してしまうのは私だけ?

totoミュージアム入り口

そして左側の建物。つるんとしたまるみが特徴的で健康的な「バナナう○こ」を連想してしまうのは私だけ?

いまのところトイレというより「う○こ」に思いを寄せてしまっている。いけないいけない、ここはう○こ博物館ではない。

※TOTOミュージアムは「緑豊かな大地」と「水滴」をイメージして作られています

邪念を捨ててTOTOミュージアムへ入館。

ミュージアムの見学は2階から始まる

ミュージアム内はとても清潔感のある空間で音姫の清らかな水洗音が聞こえてきそうな雰囲気すらある。

1階がショールーム、2階が見学コーナーといったつくりなのでさっそく2階へ。

totoミュージアムの見学は入館料無料です

エスカレーターを降りて右手にカウンターがあります。ふらっと勝手に見学するだけなら特に受付手続きする必要はありません。

そのまま奥へすすんで勝手に見学しはじめてOK!

というわけで見学スタート!!

ガイド付き見学などを予約をしている場合や、パンフレットなどを見たい場合は受付カウンターへ立ち寄ってください。

認定遺産やTOTOの歴史

TOTOの各種認定遺産

いくつかのブースでTOTOあゆみや企業のルーツ、歴史的価値を遺産として認定された製品など、便器ができあがる過程などを見ることができました。

建築設備技術遺産「腰掛け式サイホンゼット便器C38」

日本で初めて作られた洋式便座の写真

これは1927年に日本で初めて商品化された「サイホンゼット式の腰掛け便器」

帝国議会議事堂(現:国会議事堂)などの建物に採用された高級便器だそう。

「高級便器って…やけにリッチな響きだな」なんて思いつつ、便器の形がだけみると先が細くなっている部分があってめちゃくちゃ掃除しにくいだろうなと庶民的な考えが頭をよぎった。

というか、トイレがガラスケースの中に展示されている光景、率直にいって面白すぎる。

建築設備技術遺産&機械遺産「ウォシュレットG」

初めてのウォシュレット便座

日本で生活する人にとってはなくてはならないウォシュレット!

アメリカにあった医療用洗浄便座を、日本人に合わせて一般家庭向けに改良し1980年に発売。つまり日本初代のウォシュレット。

当時、医療用だったものを改良すれば「売れる!」って判断したTOTOのすごい人、まじで感謝。ほら、みんなも感謝しとこ!?

ちなみに「機械遺産」ってなんなのか気になって調べたらこっちも面白かった。
参考サイト:機械遺産Mechanical Engineering Heritage

東洋陶器時代の食器事業

東洋陶器、食器の歴史

一見トイレとはなんの関係もなさそうな美しい食器が展示されている。

なにかと思えば、実はTOTO(旧:東洋陶器)は1970年まで衛生陶器だけでなく食器事業も行っていた歴史があるそうだ。

TOTO印の食器があるなんてまったく知らなかったんで素直に驚き。

東洋陶器の食器たち

食器事業だけでなくグループ、派生会社では様々な事業が行われてきたそうで、その移り変わりやそれぞれの事業についての説明も展示されている。

それがなかなか興味深い内容で、

「TOTOってトイレだけじゃないんだ」

「ほぅ、そういう歴史があって今のTOTOができたのね〜」

みたいな発見があって面白い。ここら辺は大人のほうが楽しめるかも。

「菌の親子」フィギュア

TOTOのCMでおなじみの菌の親子

きゃ~! 寺田心くんっ!

話題になったCMのキャラクターの人形や昔のCMが放送されているコーナーでした。ソファーに腰掛けてCMを眺めたり、図書コーナーで本を読んだり一息つけるスポットです。

このキャラ「菌の親子 ビックベン&リトルベン」って名前だったんだ。またひとつ賢くなってしまった…。

トイレバイク ネオ

実際に小倉から東京まで走行したことがあるトイレバイク

最初の展示コーナーがひと段落したところで突然のバイク。なんでこんなところにバイク?

ってよく見たら洋式便器が乗っかっている??? な、なんだこれは!?

トイレバイクネオ

“TOTOのCO2削減活動を、日本中のショールームを回って伝えること”を 目的として作られた“TOILET BIKE NEO” 燃料は、うんちから出るバイオガス。ガソリンを利用せずに走ることができる。

引用元:トイレバイク ネオ | 受賞対象一覧 | Good Design Award

トイレバイク ネオは「うんちから出るガスを燃料に走るバイク」

いやいや!! ぶっ飛んだ企画すぎて笑いが出てくるわ!!

便器やトイレットペーパーが乗っかっているバイク

座席が便器になっているだけじゃなく、後部の大きなトイレットペーパーがあったりハンドルの上のミニ便器あったりトイレへの情熱を感じる作り。

これで小倉から東京まで1,400キロ走行したっていうんだからやばさが突き抜けてる。すごい、すごいよTOTO!

トイレネオを前方から撮った写真

しかも無駄に重厚感があってカッコイイのがずるい。絶対写真撮りたくなるじゃんこんなの見せられたら!

ひとしきり笑ったところで渡り廊下へ。

特別展示室

特別展示室は撮影した禁止の展示品があったため写真は掲載しません

渡り廊下の途中には「特別展示室」があり、時期によって様々な内容の展示が行われているそう。

私が見たのはデパートや学校のトイレ今昔やアンケート、殺菌ミストが出て清潔に保つ洗面台などなど。

トイレを真っ二つに切って水か流れる様子を見れる面白い展示もありましたが、写真NGなものがいくつかあったため、ここでは割愛。

一昔前のトイレの様子がそのままミニチュアで再現されている

トイレのミニチュアサンプル。え、めちゃ可愛くない!?

シルバニアファミリーのうさぎちゃん置きたくない?

手洗い場、陶器のミニチュア

ひとつひとつ陶器でできています。

お風呂や便器のミニチュア

まるでドラえもんのスモールライトを使って便器や洗面台をそのまま小さくして箱に詰めたみたい。

これは昔、営業用に使われていたサンプルのミニチュア。

日本の水まわりの変遷

TOTOの水周りの変遷

トイレの変遷を中心にお風呂や洗面台・水栓まで、日本の水まわりの環境の変化を展示物を通してたどっていきます。

大正から昭和にかけて衛生陶器

大正から昭和にかけて衛生陶器。昔は柄付きの便器だったのか…。

腰掛け式サイホンゼット便器C38ロータンクS17

日本で最初に開発されたサイホンゼット式の高級便器と当時の理想的なトイレの例

床のタイルとかリアル~!

腰掛け式タンク密結形サイホンゼット便器C710

腰掛け式タンク密結形サイホンゼット便器C710。

ウォシュレット機能が普及した時代のもの。赤いトイレなんてみたことない、めちゃくちゃ派手!

トイレの歴史

便器の形の移り変わり。「しゃがむ・ためる」→「こしかける・ながす」に変わってきたんだね。

「しゃがむ~ためる~こしかける~ながす~♪」ってアルゴリズム体操感ない?

トイレや便器の形に関する歴史を一気に見ることができるTOTOミュージアム

「こしかけ・ながす」が定番化してきたら次に進化するのはタンク。

手前の便器、タンクの位置上すぎない!? むしろどうやってここに水を貯めていたのか本気で気になる。

こういう段階があるからこそ、いまの快適な便器ライフがあるんだなとしみじみ。

洋式便器への進化やウォシュレット機能の変遷が展示されているTOTOミュージアム

一気に最新っぽくなってきた。ここからは節水率や性能が進化していく感じなのかな。

ほら、一番手前のトイレの節水率やばくない? 3.8Lですってよ奥さん!

洗面器や洗面台の歴史

洗面器や洗面化粧台がズラリ。頭を洗える洗面化粧台を作ったのもTOTO。

私の実家にはただの洗面台しかなかったので、友達の家に朝シャンできるシャンプードレッサーがあるのがすごい憧れだったな~。

様々な蛇口のデザインが展示されている

うわっ! どの種類の蛇口も、一回はみたことがある気がする~!

小学校とか地方の公共トイレの手洗い場の蛇口ってこんなタイプが多いよね。

ただのシャワーだと思ってたら、実際は渦を巻くような水流になっていて「もみほぐしの感覚が得られる」って…なにそれ、かっこよくすぎない?

迎賓館赤坂離宮の衛生設備は全てTOTOの製品が使用されている。

迎賓館赤坂離宮で使われている浴槽と便器。衛生設備は全てTOTOの製品が使用されているんだそうだ。

木のカバーがシャレオツだけど蓋閉めるときにすごい大きな音がしそうだなと無駄に心配になった。

旧総理大臣官邸に設置された日本初の高級便器

こちらは旧総理大臣官邸に設置された日本初の高級便器。

便座が木製なのは理由があるのだろうか? もしかして昔の技術だと便座まで陶器にするのは難しかったのかな。

お相撲さんのためのトイレはとても大きく割れにくい設計になっている

ちっちゃい便器なつかし~!

図書館とか公共施設によくあった気がする! 子供のころは自分専用の特別感があって好んで使ってたわ。

それに比べてお相撲さんのための便器のデカさはんぱないって! 実際に座ってみるとお尻ごと落ちてしまう気がするレベル。

「その国の、TOTOになる。」グローバルギャラリー

TOTOミュージアム「グローバルギャラリー」

さぁ最後のブースはグローバルギャラリー。海外向けの商品がズラリ。

最新の「無重力を体験できる浴槽」なんてものもありました。

そして各地域ごとに取り扱う製品に違いがあってそれを見つけるのが面白かったりする。

ヨーロッパ向けの商品は少しカクカクしたデザインでスタイリッシュ。

なにより地面から座面までの距離が高い! 平均身長が高く足が長いからだと思うけどどうだろうか。

短足が悩みでこんなもの「【今日の4コマ】短足・座高が高いのが恥ずかしい人あるある」を書いている私が座ったらきっと足ぶらんぶらんしちゃうわ!

ここを抜けると館内を一周。受付カウンター(お土産ショップ)あたりに戻ってくるので見学終了~。

おまけ:建物自体が面白い作り&可愛い

外観もそうだけど、ミュージアム内にかわいいポイントが多い!

行くならぜひ細かいところにも注目してほしい…。例えばこの「トイレの案内」

窓ガラスに水滴の模様がありTOTOらしいデザイン

ガラスに水滴があるように見えるデザインすごくよくない? 素敵だったので思わずパシャリ!

便器をモチーフにしたベンチのデザインが可愛い

こういうちょっとしたベンチも便器の形でめちゃくちゃ可愛い!

あとちょっと変わったところだと特別展示室近くにあるテーブルの上の大きな冊子もぜひ見てほしいな~!

TOTOミュージアム自体の建設計画書やラフ絵、コンセプトなんかがまとまっていて面白いんだこれが!

完全に大人向けですが、ミュージアムがどのようにして出来上がったのか過程をざざーっとみれるのでおすすめです。

まとめ・見学してみた感想

TOTOミュージアムには、大人が見ても楽しく・ためになる展示物がたくさん!

トイレの仕組みを見て「へぇ〜こんな風に水が流れているんだ」って思ったり、昔のトイレの形を見て「なんじゃこりゃ!ふ、不便そ~!!」って思ったり。

自分の生活に密接しているもの(トイレ・お風呂)、今では当たり前にあるものが、企業の努力や長年の開発のおかげでどんどん便利に発展しているんだな〜とを実感することができました。

大人の社会科見学」って感じで面白かったです。

ただ「小さい頃に来たかった!!!」っていうのも正直な感想。

小学生くらいでTOTOミュージアムに来て、理念や事業内容を知っていたら…TOTOに入社してたかもしれない(できるかどうかはここでは語らない)

小倉駅からも比較的行きやすく、入館無料でサクッと見てまわることができるのでおすすめできるスポットでした!!

TOTOミュージアムの場所・営業時間など

アクセス 西鉄バス:
JR小倉駅小倉城口の小倉駅バスセンター
3番のりばから[21][22][43]系統バス
4番のりばから[25]系統バスで約15分「貴船町バス停」下車
北九州モノレール:
香春口三萩野駅南口下車、国道3号線を到津側に徒歩約10分
JR小倉駅からタクシー:
JR小倉駅小倉城口のタクシー乗り場から約10分
住所 〒802-0076 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1−1
電話番号 093-951-2534
開館時間 10:00-17:00 (入館は16:30まで)
休館日 月曜・夏期休暇・年末年始
特徴 入館料無料(団体要予約20名以上)
事前予約でガイド付き見学あり
お土産ショップあり
無料駐車場あり
情報元サイト 【公式サイト】TOTOミュージアム
皿倉山ケーブルカーに乗ろう!夜景だけじゃなく昼に山頂から見る景色も超きれい【北九州】
新日本三大夜景のひとつに選ばれている北九州の皿倉山に行ってきました。今回は夜ではなく昼間にケーブルカーとスロープカーを使って簡単に山頂までのぼることに。山頂から見渡える北九州の街並みと海が想像以上に綺麗で驚き!こんなところに絶景スポットがあったなんて!北九州を観光するならぜひ足を運んでほしいおすすめの観光地です。撮りためた写真と合わせて皿倉山を紹介します。アクセスや駐車場についても載せているのでぜひ参考にしてください。

コメント

  1. 便座は陶器製ではなくてプラスチック製で、ハイタンク式は上から垂れている紐を引っ張って洗浄するため、大小切替ができませんでしたが、ロータンクになったことでタンクに手洗器をつけたり、大小切替をつけられるようになりました。
    また、大洗浄一回の洗浄水量はサイホンゼット式が20L,サイホン式が16L,洗落し式が12Lでしたが、1976年発売のCSシリーズでサイホンゼット/サイホン式(C710,C720系)が13L(大小切替なし),洗落し式(C730系)が8L(大小切替あり),そして1994年発売のNEW CSシリーズでサイホンゼット/サイホン式(C790,C780系)が10L(ノンホールド大小切替追加),セミサイホン式(C770系)が8L(ノンホールド大小切替追加),1999年発売のレスティカシリーズでサイホンゼット/サイホン式(CS90,CS80系)が8L (8L洗浄自体は1993年発売の初代ネオレストEXで実現),2006年発売のネオレストA/D/Xタイプで6L,2007年発売のネオレストハイブリッドシリーズAHタイプで5.5L,2009年発売のネオレストハイブリッドシリーズAH/RHタイプで4.8L,そして2012年発売のネオレストハイブリッドシリーズAH/RHタイプで3.8L洗浄になりました。
    ちなみに僕は小6の時にミュージアムに来ました。

    • 匿名様
      コメントの書込み、詳しくご説明いただきありがとうございます。

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