迫力満点の絶景スポット「地獄のぞき」がある、千葉県南房総の「鋸山(のこぎりやま)」におでかけしてきました。
鋸山は都内から日帰りでフラッと遊びに行けて「フェリー」と「ロープウェー」を楽しめちゃうコースあり!大満足のおでかけになること間違いなし!の観光スポット
今回はフェリーを使って鋸山に行く方法、料金などを写真と共に紹介します。ぜひ最後までご覧になっておでかけやデートコースの参考にしてください。
東京から日帰りで行ける鋸山(のこぎりやま)
今回、5月のGWに私が遊びに行ったのは千葉の南房総にある「鋸山」
この鋸山で特に有名なのは「地獄のぞき」と呼ばれる崖。まるで崖先から地獄を覗き込むかのようなビビり体験ができます。
そんな鋸山への行き方はざっくり二通り。
ひとつは電車で鋸山(浜金谷駅)に行く方法、もうひとつはフェリーを使う方法です。
私のおすすめは断然「東京湾フェリー」を使うコース!
鋸山に行くなら「東京湾フェリー往復きっぷ」がおすすめ
移動方法 | 発着場所 | 時間 | 料金(大人) |
---|---|---|---|
①電車 | 品川→久里浜 | 約1時間20分 | 2,980円※ |
②バス | →東京湾フェリーのりば | 約9分 | |
③フェリー | →金谷湾 | 約40分 | |
④鋸山ロープウェー | →山頂 | 約5分 | 930円 |
– | 日本寺(拝観料) | – | 600円 |
合計※ | – | – | 4,510円 |
※京急線の各駅で購入できるお得な「東京湾フェリー往復きっぷ 」を使った場合の料金
フェリー、バス、ロープウェーなどに乗り、絶景ポイントを楽しんで5,000円以下なので十分満足できるコスパ。
移動は2時間少々かかりますが、実は品川から浜金谷まで電車で行っても同じくらいかかります。
実際にフェリーで鋸山に行ってきた
日帰り旅の工程はこんな感じ。
- 東京「品川駅」を出発
- 神奈川県 「京急久里浜駅」へ
- バスに乗り「東京湾フェリー」乗り場へ
- 千葉の金谷港(鋸山のすぐ近く)から歩いて鋸山へ
東京湾フェリーで久里浜から金谷港へ
▼ まずは久里浜駅まで一気に出てしまいましょう!
東京「品川駅」から出発。
京急本線快特・三崎口行に乗ること約1時間。横須賀などを通過して久里浜駅に到着です。
三崎口というと「みさきまぐろきっぷ」を使った日帰り旅行もおすすめですよ!
参照:みさきまぐろきっぷのコスパが最強な件!マグロもレジャーも超お得!
▼ 次に久里浜駅から徒歩3分『京急 久里浜駅』のバス乗り場へ向かいます
京急久里浜駅、線路下の道を抜けるとバスターミナルが見えます。
「京急バス」2番のりばから「東京湾フェリーゆき」のバスに乗車。約10分ほどで東京湾フェリー乗り場(久里浜港)に到着。
▼ さっそくフェリー乗船券を購入し乗船!
リンク:東京湾フェリー公式サイト
久里浜港から南房総 金谷港まではおおよそ40~50分程度。
料金は大人 片道:720円、往復:1,320円。フェリーの割にはかなり安いです!
▼ フェリーの中を歩いて回るのも楽しみのひとつ
売店では横須賀 海軍カレーパンが売られています。
小腹がすいた時に食べたいですね! ただ少し油っぽいので苦手な人は帰りに食べたほうがいいかも。
カレーパンは旅の腹ごしらえにぴったり
▼ 船内は広々していて散策したくなります
豪華客船に思いをはせたくなるようなシャンデリア…
年季の入った船内の雰囲気、嫌いじゃないです。なんだか落ち着きます。
特に大きな揺れなど感じなかったので、座っていれば船酔いの心配はほぼないと思います。
▼ いざ、ゆかん!金谷港!
船が動き出したのでデッキの上に登ってみました! 自由に上り下りできます。
風が強く少し肌寒かったですが、良い天気だったので外で楽しんでいる人たちもたくさんいました。いい気持ちです。
▼ デッキの上でくつろいでいる人もチラホラ
海風が気持ちいいですね、時折 船内アナウンスが流れ、すれ違う大型船の説明などが聞こえてきます。
▼ あっという間に金谷港に到着、奥に鋸山が見えます
船内を歩き回っているうちに金谷港へ着いてしまいました! 実際は40分かかっていたのですが、体感では20分くらい…とっても早く着いた気がして驚きました。
写真の奥の方、よく見ると山肌がギザギザしているのが見えますか!? あれが鋸山の「ノコギリ」と呼ばれる部分です。
▼ 自動車ごと上陸できるのもフェリーならでは!
ゴールデンウィークだからでしょうか?家族連れで車でフェリーに乗船している人が多くいました。
金谷港に車がずらずらと上陸! 旅先でもマイカーで移動できるのでいいですよね。
GWということもあり、鋸山までの道はずっと渋滞していたので朝早く出発することをおすすめします。
▼ こちらはバイク仲間とツーリングかな!?
フェリーで移動した後は南房総をツーリングでもするのでしょうか? 人それぞれの楽しみ方があるみたいです!
▼ 海沿いの道を歩きながらロープウェーのりばを目指します
さて、楽しかったフェリーと別れて徒歩で鋸山ロープウェーのりばを目指します。
静かな休日の港を散歩、これも気分がいいですね!
▼ 道中、飲食店がたくさん!
金谷港から鋸山ロープウェーのりばまでの道には飲食店がたくさんあり、磯ラーメンや魚を使ったメニューが人気。
写真のさすけ食堂さんは”黄金のアジフライ”が有名なんだとか! お店の外で待っている人がいっぱい…。
どれだけ美味しんだろう!と気になりつつも、時間に限りがあったので泣く泣くあきらめて鋸山を目指します。
行列ができていた『さすけ食堂』さんのサイトはこちら艶ちゃんのさすけ食堂:金谷
▼ 約5分ほど歩いていくとロープウェーのりば案内の看板が!
金谷港から歩いて5~10分、『鋸山ロープウェー』の文字が書かれた大きな看板が見えてきました。ちなみに港からここまでずっと車の渋滞が続いています。
大型連休中は、フェリー乗り場から歩くか電車で訪れたほうが良さそう。
そんな渋滞を横目にこのまま徒歩でロープウェーのりば目指して進んでいきます。
鋸山ロープウェー
▼ 青い空! 緑色の木々! ロープウェーのりば!
だだだだ…大行列…
ゴールデンウィーク中に鋸山に行った私が悪かったです! 普段の土日であれば混雑はないようですのでご安心ください。
ちなみにこの写真の列で約1時間待ちです。ゴールデンウィークなどの大型連休に遊びに行くという方は参考にしてくださいね…。
▼ 乗車券を購入!
乗車列に並ぶ前に、きっぷを購入します。大人往復930円。硬い紙質のキップが可愛いです。
▼ ちなみに鋸山全体のイメージはこんな感じ
引用:鋸山 日本寺 公式サイト
日本寺を通りながら山を登る方法もあるのですが、今回はロープウェーを使って一気に山の上へ、そのまま山頂エリアを目指します!
▼ いよいよロープウェーに乗車
やってきた黄色いゴンドラ。
こちらスイスのCWA社製、この記事「皿倉山ケーブルカーに乗ろう!夜景だけじゃなく昼に山頂から見る景色も超きれい」に出てくるケーブルカーと同じメーカーなのである。
どうでもいい豆知識は置いといて…
360度の大パノラマから見る海と山はとっても綺麗。
途中、風でゴンドラが揺れて乗客達が「わっ!」という声をあげる瞬間があり、すこし肝が冷えました。
上へ上へ登っていくロープウェー。鋸山の「ノコギリ」と呼ばれる部分に近づいて間近で山肌を見ることができました。本当にギザギザしていて面白いです。
※強風の場合、ロープウェーの運転が停止してしまい乗車できなくなってしまうので注意が必要です。
▼ ロープウェーのりば山頂に到着!
たとえ海抜300Mの低い山だとしても「ヤッホー」の看板を見つけたらこの写真を取らずにはいられない日本人の性ですね!
▼ 山頂から見る景色がきれい
青い空、青い海、そして海辺の町。高い建物もないのでとても見晴らしがいいです。天気のいい日でよかった!
ここを東京湾と呼ぶのか微妙なところですが、東京湾って意外とキレイなんですね。
▼ 海側を見るとフェリーが発着する金谷港なども見えます
あそこに見える小さな港から歩いてきたんだな(ほぼロープウェーに乗って移動)と思うと突然 謎の達成感。
ロープウェーを使わず、日本寺側から登る場合は完全に「登山」ですね。
「地獄のぞき」は鋸山の日本寺の中にある
観光名所になっておる鋸山の「地獄のぞき」は日本寺に入らなければ見ることができません。
日本寺は地獄のぞきだけでなく見ごたえのある観音様、大仏があったりするのでなかなか楽しいです。
しっかり見てまわる場合は、1~2時間をみておいたほうがいいですよ!
日本寺の百尺観音
▼ ロープウェーを降りたら日本寺へ
「日本一の磨崖大仏」「地獄のぞき」
な、なんか色々と恐ろしいな…
ロープウェーのりば(山頂)の景色を満喫した後は、日本寺 境内 西口に向かいます。大体山道を歩いて5~10分ほどで到着。拝観料は大人600円です。
▼ 日本寺 鋸山の案内図
右下に『トイレは大仏様の下にあります』と書いてありますが、大仏様の下でお尻丸出しにするのは抵抗が(笑)
▼ 境内の中に入ったらそのまま道沿いに進みます
境内と言っても、よくあるお寺の境内とは違っていて鋸山全体のことを指しているので、山道を歩くという表現の方がしっくり。
緩やかな山道、階段が続くので5分ほど進みます。
▼ 百尺観音と地獄のぞきへ向かう分かれ道!
百尺観音 → 地獄のぞきという道順にしたかったので、先に百尺観音に向かうことに。
▼ 岩壁の隙間にある道をまっすぐ進みます
▼ 少し開けたところに着くとそこには大きな観音様!
ドドン!といきなり大きな姿を現したのが百尺観音です。かつての石切場跡に彫刻完成され、航海、航空、陸上交通の安全を守る本尊として崇めらているとのこと。
▼ 百尺=約30メートル
百尺=約30メートルとのことですが…本当に30メートルあったのかな? なんて疑問は置いておくとして、とにかく大きかったです。手前に映っている人たちとサイズを比べると大きさがわかりやすいかも!
名所「地獄のぞき」
百尺観音をしっかり見てきたところであの分かれ道まで引き返し、地獄のぞきへと向かいます。
▼ 姿を見せた地獄のぞき
道なりに山道を5分ほど登っていくと…
ひぇ~、なんかちょこんと飛び出ている岩がありますが…あれが地獄のぞきです。
あそこの先っちょ目指してさらに進みます。
▼ 地獄をのぞくための行列
GWともなると地獄をのぞくための行列ができるようです(笑)
先っちょの部分は狭いので立てるのは1組程度。なので順番に入れ替わりで写真を撮ったりします。
この写真は順番待ちの列に並びながら撮ったもので、右上に映っている方々も順番待ちの列の後ろの方に並んでいるんですよ!
ここから見える景色もなかなか壮大で綺麗です。
▼ いつ岩が崩れるかとひやひや…
逆行で少し見づらいかもしれませんが、なかなかの高さの部分の岩が飛び出ているのが伝わるでしょうか!?
▼ いよいよ先っちょへ…
写真を撮っている家族の後ろで震える。近づいてみると意外とエグい角度ですよね?
▼ これが地獄のぞきだ!!!!!
ドンッ!
どうでしょう? 先っちょから見える景色を撮ってみました。なかなか伝わらないかもしれませんが結構迫力あります。
飛び出た岩の部分がいつか崩れるんじゃないかとひやひやしましたが、無事に地獄をのぞくことができました。
ちなみにこの岩の真下あたりに百尺観音があるので、百尺観音を見た場所から地獄のぞきを見上げることもできますよ!
今回は私は鋸山 日本寺の山頂エリアだけを回ったところで時間切れ! 夕陽に照らされる鋸山を後ろに、ロープウェーで下山しました。
フェリー乗り場で蕎麦を食べ、最終便に乗って来た道を戻りました。
鋸山「地獄のぞき」日帰りフェリー旅行まとめ
普段乗ることのないフェリーやロープウェーに乗れば「小旅行をした!」という満足感でいっぱいになれます!
山道もそれほどきつくないので家族連れにもおすすめの観光地です。ぜひ一度、鋸山に登って「地獄」をのぞいてきてください!
最後に鋸山に登る際に気を付けたほうがいいポイント! それは大型連休中は道路もロープウェー乗り場も混むところですね。
GWで大盛況だったためロープウェーに乗車するのに1時間かかりました。
もう少しいろんなエリアを回ってみたかったかも…普通の土日に行った方がゆっくりじっくり回れたと思います。
さらにロープウェーの最終便は17時なので、下山もロープウェーの利用を考えている方は時間配分に注意してください。
ロープウェー最終便のアナウンスが流れますが、それから並ぶと結構待つことになるので少し早めに乗り場に向かったほうがいいです。
何事も余裕のある行動が大事!
個人的な話になりますが今回は突発的なお出かけだったので、少し慌ただしくなってしまったのが反省点。早朝に出発してじっくり山登りができる時間があればよかったです。
以上、千葉・鋸山に行ってきたゾ!ロープウェーやフェリーの乗れる日帰り旅行におすすめ!でした。
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