奈良県の若草山で知る人ぞ知るマイナーな面白イベント大会が開催されているって知ってますか?
その名も鹿せんべい飛ばし大会!!!
私の今年の目標は「何かの大会で優勝したい!」だったのでその大会に参加すべく1月28日(土)に弾丸で奈良におでかけすることに。
鹿せんべい飛ばし大会で優勝することが今年の目標になったので、来週末の大会に参加したい所存。
— おしゃキミ㍿花園精肉 (@Osha_Kimi) 2017年1月20日
若草山の山焼きが見れるなど観光としてもなかなか楽しいイベントでした。大会の様子や鹿せんべいを投げてわかったコツ、参加方法など写真とともに紹介します! ぜひ最後までご覧ください。
鹿せんべい飛ばし大会に参加する方法
近鉄奈良駅から若草山へ行く
予定していた新幹線に乗り遅れる、というアクシデント(寝坊ともいう)を乗り越えやってきました奈良県。修学旅行ぶりの奈良県上陸。
▼ 近鉄奈良駅までひとっ走り
京都からへ近鉄京都線急行(近鉄奈良行)にのって50分ほど。
鹿せんべい飛ばし大会の会場である若草山の最寄り駅「近鉄奈良駅」へ!
▼ 鹿せんべい飛ばし大会会場『若草山』チラみせ
近鉄奈良へ着くやいなや右手にみえてきた若草山。
まずはふもとの奈良公園を目指し、駅前から出ているバスで奈良公園へ。
ちなみに鹿せんべい飛ばし新年大会は若草山の山焼きと同じ1月の第4週の土曜日に開催されるため、道が少し混雑しています。時間に余裕を持って移動してください。
▼ 奈良公園と言えば鹿
鹿の真顔、こわい
奈良公園へついたのでバスを降りるとたくさんの鹿にお出迎えされました!
しかし鹿せんべいを持っていないせいか、めちゃくちゃ冷たい目で見つめられます。
動物ってこんな冷たい目してましたっけ? え、人相、人徳の問題? ハハッ! とにかく奈良公園の鹿に歓迎されなさすぎて幸先が悪い。
▼ あ、あの鹿せんべい持ってないです…
な、なんかごめんなさい。許して、そんなに睨まないで…
鹿せんべい飛ばし大会の参加申込は当日受付
鹿の冷たい視線から逃れながら若草山の会場へ。近くにいた警備員さんに尋ねながら、山へ続く階段をのぼっていきます。
ちなみに近鉄奈良駅に近い奈良公園側から階段を登っていくルート以外に、国宝に登録されている春日大社を通っていくルートもあります。
時間があれば観光しながら向かうのもおすすめです!
▼ 青い空と黄金色の山と鹿
しばらく登っていくと、山の斜面にそれらしき場所が見えてきました。
▼ そう、ここが奈良 若草山じゃ!
いよいよ本日の目的、鹿せんべい飛ばし大会の会場『若草山』に到着。ここでも鹿が歓迎してくれます。
▼ 実は冬は閉山してるんです
若草山は実は冬の期間(12月第2月曜日から3月第3金曜日まで)は閉山。なので冬の時期の若草山に入山できるのは貴重な体験!?
▼ いよいよ受付! 1枚300円ですよ
鹿せんべい1枚300円と考えると少々高い気もしますが、参加費込みそして投げる用の特別サイズのせんべいなのでこの値段です。
「1回の受付で購入できるのが3枚まで」というルール。並びなおせば何枚でも買えます。
▼ あんなところに…
むむっ! あそこに見えるのは!!!!
▼ 優勝者の証はこれだ!
勝者の証! 鹿のツノの…鹿のツノ、あの~あれだ、鹿のツノが付いた板」
はい、鹿の角のトロフィーです。これ板の部分に山焼きの際に行われる花火や、奈良の鹿が彫られているんですね! 俄然ほしい。
▼ サンバイザーをもらって準備は完璧!
受付を終え、記念品のサンバイザーをゲットしたところでいよいよ鹿せんべいを飛ばし!
早く飛ばして優勝、搔っ攫うゾ!
鹿だらけ!シュールすぎる鹿せんべい飛ばし大会の様子
▼ 若草山の斜面あふれかえる人と鹿
鹿せんべい 飛ばすがために 人並ぶ(575)
しょうもない川柳ができてしまいましたが、正直このシュールな大会好きすぎます。
見てくださいよ! この行列! みんながみんな鹿せんべいを飛ばしたくて並んでるんですよ! くぅ~このゆるさとシュールさの掛け算、しびれる!
▼ 列の最後尾から見る景色はこんな感じ
「鹿せんべい飛ばし大会ってなんなんだよ」という素朴な疑問と淡々と進んでいく大会のシュールさが妙に面白くてここら辺からテンションが上がってしょうがない。
先に投げている人たちの姿を見ながら、どう投げようかと脳内でイメージ練習。
▼ 20m超えるのもなかなか難しそう
鹿のいる位置を見てもらえばわかるかもしれませんが、鹿たちは基本的に20mラインの内側にいるんですね。
つまり20mより手前で鹿せんべいが落ちてしまうのがほとんどで意外と飛ばない。なめてかかると負けなにおいがプンプン…。
▼ ここで鹿たちの様子を見てみよう!
▼ 誰かが鹿せんべいを投げた
▼ なにかを察する鹿のまなざし
▼ 何か=鹿せんべい
思った以上に、鹿の妨害がやばい
特に小さなお子さんは低い位置から投げることになるので、フィールドにたくさんいる鹿の体にあたってしまったり。記録が伸び悩む原因にもなります。
▼ 他の鹿を尻目に…
一匹狼ならぬ一頭鹿。せんべいに興味を示さないその姿勢と、冷たいまなざしがイケてる
落ちた鹿せんべいに群がる鹿たちを尻目に、クールな視線をレンズに向けるお前に惚れちまったよ…(たぶん、間髪入れずに投げられる鹿せんべいで満腹なだけ)。
自分の順番を待つ間、他の参加者のフォームをみて脳内練習したり、鹿を観察したりするので退屈しないのがいいですよね!
▼ 鹿がせんべいを食べてくれたほうが得なことも!
時折、妨害してくる鹿なのですが、奈良若草山 鹿せんべい飛ばし大会ルール第七項には「もし鹿がせんべいを食べてしまった場合、鹿の右前足まで、測定します」という特殊なルールがあるので…
20mラインぎりぎりに鹿せんべいが落ちたときは、鹿が群がるのを待ってから計測することも! 食べた鹿がラインを超えればOK!
昨今、地方に蔓延るゆるキャラ以上にゆるい大会で笑ってしまいました。
いよいよ鹿せんべいを投げる!
さて、鹿せんべいを投げるための行列に並び始めて数十分。順番がやってきました!
▼ 投げる前はこんな感じ(写真は他の参加者さん)
ついに私の番。その場に荷物を置き、持っていたチケットと鹿せんべいと交換してもらいます。
横にいる鹿のコスプレをしたおじさんが何か声をかけてきますが緊張でよく聞こえませんでした。鹿せんべいを投げることだけに集中…。
いざ勝負!
一投目…
ファール!! まさかの場外(笑) 体の角度と鹿せんべいを離すタイミングが早すぎたことが原因。即座に脳内イメージでフォームを修正する。
そして二投目…
ファール!!! まさかの2連続!!! 脳内イメージで修正できてない!!!!!
いい距離は出てるんだけどね。そしてラスト、三投目!
思い返せ! 大会の存在を知ったときの感動!!!
思い返せ! 数日間にわたって行った脳内イメージ練習!!!
思い返せ! 自分のツイート!!!
鹿せんべい飛ばし大会で優勝したい!!!!絶対奈良に行くゾ!!!!!
— おしゃキミ㍿花園精肉 (@Osha_Kimi) 2017年1月20日
いのちをぉぉぉぉ燃やせぇぇぇえぇぇぇぇぇぇえええ~飛べぇぇぇえぇぇぇぇぇ!!!!」
…
……
………
私の結果は・・・
▼ よく頑張りましたで賞
燃えたよ、燃え尽きた、真っ白にな…
気になる記録は…
記録『祝!20m超え』
ふぅ…とりあえず数字の記録として残る入賞ラインは超えました…! よかった、ほっと一息。
入賞ラインを超えるとチケットに記録してもらえます。それをもって受付のあたりで賞品と引き換えしてイベント終了!
▼ 入賞商品はこちら
鹿の可愛いストラップいい記念になりました。
鹿せんべい飛ばし大会、意外と盛り上がっていて楽しい経験になりました!
鹿せんべい飛ばしのコツと気をつけること
そのあともいろいろな人の投げ方を見ていて気がついた上手い人の投げ方・コツはこんな感じ
- 腕だけじゃなく体ごとひねって投げる(腰あたりから)
- 目線より斜め上向きに投げる
- 力みすぎない
力みすぎてせんべいが割ってしまう人、結構いました。
フリスビーで練習は効果あると思いますが、力の入れ具合が意外と難しいので、えびせんべいの方が練習には使えるかも!?
私の場合、脳内イメージでは30mくらい飛ぶ予定だったんですけど、うまく気流に乗りませんでした。
上手な方の鹿せんべいの軌道はふわっと空気に乗るような感でスゥーっと伸びやかに飛んでいくんですよ。私の鹿せんべいにはそれが足りなかった。
でももうちょっと記録が伸びたら最高だったのに…! ちなみに優勝は54mくらいだったかな?
妙な悔しさが残ってしまった…次こそは30mは超えたい…!
▼ おまけ:山焼きも迫力満点
鹿せんべい飛ばし大会を終えたあとは山焼き!写真の青い丸の部分に人がいるのが見えますか!?
人がいるんです、炎の大きさがすごいでしょ!これが山の斜面一面に広がっているので迫力満点!!
山焼き前には、豪華な花火もあるし屋台も出ているので若草山を1日中楽しむことができました。冬の花火って空気が澄んでいるからか、すごくきれいなんですよね。
今年はこんな感じで観光しながらゆる~いイベントや大会に積極的に参加していきたいと思います!
以上、あの「鹿せんべい飛ばし大会」に初参加!奈良の若草山で鹿せんべいを投げてまくって来たゾ!でした。
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